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ka 夏の日の秘密ごと。

暑さは続くが、いつもと変わりない平和な日常。
ここ最近、仕事帰りにケイスケがどこかに寄り道をしている。
先に帰る事を促されるし、本人も1、2時間くらいで帰宅するから、特には気にしてなかったが、
さすがにそれが数週間と続くと、何をしているのかさすがに気になってくる。
だからと言って詮索する気にもならず、軽く聞いてみたことはあったが、困り顔ではぐらかされるだけなので放置する事にしている。
誰にだって話したくないことの一つや二つはあるはずだ。
ケイスケが何をしようが、それはケイスケの自由だ。
俺が特に咎める必要も、意義もない。
そうしてまた数日が経ったある日のこと。
いつもどおり仕事を終えて、帰路についていると自宅前にてケイスケの背中が見えてきた。何か作業をしているようだ。

「ケイスケ?」
「あ、アキラ、おかえり!」

振り返ったケイスケは満面の笑顔を向けてくる。
その身体より奥にあったものは、どうやら原付バイクのようだ。

「バイクか? どうしたんだ、これ?」
「へへへ、実は買ったんだ。前から欲しくって…。って、あーー、もちろん俺のこずかいから出したんだよ!生活費からじゃないから!」
「何を買おうかがお前の自由だろ。……そういえば、お前、免許持ってたか?」
「……頑張って取ったんだ。最初は何回か転んだりして、うまくいかなかったけど。でも何とか無事取れた」

ここ数日どうやら教習所に通っていたようだ。
たまに仕事場では見なかった擦り傷を作っていたのは、そのせいだったらしい。
それが恥ずかしくて今まで隠していたのだろうか。
それにしてもケイスケがバイクを欲しがっていたとは、今まで気付かなかった。
ケイスケの新たな一面を見た気がした。

「ずっと欲しかったのか?」
「うん。これでちょっと遠くまでなら自由に行けるだろ? 後ろにならアキラも乗せられると思うし。ずっと思ってたんだ。アキラと、もっと色んな所に行きたいなって。」
「ケイスケ…」
「まだまだ見てない景色とかいっぱいあるんだろうし、アキラと二人でもっとたくさん見れたらなって。だから、アキラ。また俺の後ろに乗ってよ。あ、もちろん安全運転心がけるから!最初はちゃんと一人で練習するし。」

遠慮がちに、だけど照れ臭そうに話してくるケイスケの様に、ふと口元が緩んだ。

「分かったよ。大丈夫そうだったら乗せてくれ」
「うん! じゃあ、今度の休み、二人で出かけよ! それまで俺、ちゃんと練習するから!」

嬉しそうな笑顔を向けるケイスケは、夏場に咲く元気な向日葵のようだと思った。



*****

※原チャは原則二人乗り禁止です。現日本では。
でも二人が住む世界では、多分そういう法律は、戦後なのでまだはっきりしていない(気がする)ので有りの方向で。
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シムピというよりただの日常日記になりつつあったり;
BLゲーばっかやってるただの腐女子です。

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